武豊「暴論」に隠された真意。史上初JRA開催”失敗”に「慣れの問題」世界を知るレジェンドの見解とは

国際レースであるはずのジャパンCは……

 日本人騎手の中でも圧倒的な海外経験を誇るレジェンドは、ブリーダーズカップや香港国際競走といった”お祭り”の経験はもちろん、そういったものが特に行われていない”通常開催”での騎乗経験も豊富。それら「両方」を経験、比較した上での意見だけに独自の説得力がある。

 その一方で日本競馬にとって本来、これらと同じ国際的な”お祭り”、そして”看板”の役割を担うはずだったジャパンCは、今年も外国馬のエントリーがわずか1頭(追加登録含めて2頭)と、その存在意義を失おうとしている。これは競馬先進国による国際競走の観点からは明らかな敗北といえるだろう。

 日本競馬界が全体的に敬遠する傾向にある現状では難しいかもしれないが、いつか競馬関係者、そしてファンが「1日複数G1開催」に”慣れ”、その真価を実感できる日が来るのだろうか。誰よりも世界を知るレジェンドの見解を今一度、吟味する必要性はありそうだ。

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