武豊「伝説の2005年」陥落か……”ルメール新時代”到来「不滅の大記録」年間212勝筆頭に数々の記録更新か
「競馬といえば武豊」
日本競馬がそう言われてすでに約30年が経過しており、今なお競馬の第一人者として競馬人気を支え続ける武豊騎手。そんなレジェンドを語る上で欠かせないのが、競馬ファンの間では「伝説」として記憶に残っている「2005年」の大活躍だ。
今から13年前にあたる2005年。これまで数多の名馬とコンビを組んだ武豊騎手だったが、ついに最高のパートナーと巡り合った。無敗でクラシック三冠を制し、引退後も種牡馬として日本競馬を牽引し続けているディープインパクトである。
その活躍により、世間に再び競馬ブームが巻き起こる中、当時の武豊騎手には秋華賞馬のエアメサイアやダート王のカネヒキリ、高松宮記念(G1)を勝ったアドマイヤマックスなどの強力なお手馬が数多くいた。その結果、G1勝利は当時の年間最多タイ記録となる6勝、重賞勝利数23勝もJRA記録だ。
そして、何よりも前人未到の年間212勝は当時「武豊本人以外に更新できる可能性はない」と断言されるほどの”永久不滅”の大記録。これだけ条件が揃うと必然的に達成される年間獲得賞金44億1404万2000円も、今なおJRA記録として燦然と輝きを放っている。
これまで数多くの金字塔を打ち建てた天才が多くの「夢」を実現した一年だった。