J.モレイラ「まるで別人」先週JRA1勝止まりの”裏側”……「来年は日本のテストを受けない」香港No.1騎手が積極的になれない事情
日本競馬への道が一時断たれてしまった「香港No.1騎手」が揺れているのだろうか。
18日、今秋のJRA騎手免許試験で不合格だったJ.モレイラ騎手が、香港の現地メディア『HKレーシング』の取材を受け、来年の日本での騎手免許試験をパスする意向を示した。
3年連続の短期免許での騎乗となった今夏は、わずか1カ月の間に31勝を上げ、断トツの成績で札幌リーディングを獲得したモレイラ騎手。先々週も2日間で7勝を上げるなど、香港No.1と評される手腕を見せつけていた。
だが、先週は8鞍で1番人気と2番人気にそれぞれ3度ずつ騎乗したが、わずか1勝止まり……マイルCS(G1)が行われた日曜日には、G2レースに騎乗するために香港へ遠征するなど、本来の存在感を発揮することができなかった。
さらに香港で取材に応じたモレイラ騎手は、JRAの騎手免許試験に関して「来年はテストを受けるつもりはない」と明言。「香港ジョッキークラブとの規約」とのことだが、どうやら2020年までは香港を拠点として騎乗するようだ。
「(JRAの)受験を諦めたということではない。数年後のことは分からない。5年後には日本に行っているかもしれない」と語ったモレイラ騎手だが、今秋の試験が不合格だったことで一転、日本競馬への情熱が消えてしまったのだろうか。