JRAジャパンC(G1)「1枠1番」アーモンドアイが大不安!? 2連勝中もジェンティルドンナの”悪夢”再来の予感
「スタートに問題のある馬だけに、どういった競馬になるのか読み辛いところはありますが、できれば唯一好スタートを切ったオークス(G1)のように、好位でレースを運びたいところですね。
最悪なのは出遅れて、後方から大外一気を狙う展開。アーモンドアイは、すでに歴代最強牝馬の呼び声も高く、最後の直線が長い東京は最適ですが、今はインコースが簡単には止まらない馬場状態。このメンバーで”王者の競馬”が決まるほど、力が抜けているかは未知数です」(同)
冒頭で1枠1番が4年連続3着以内というデータを挙げたが、4頭の「4コーナーでの位置取り」に目をやると、昨年のシュヴァルグランが4番手、キタサンブラックは先頭、ラブリーデイが5番手、最も後ろだったジャスタウェイでさえ18頭中の8番手と、好枠を活かしたポジションで競馬している。アーモンドアイとしても、ここは”過去の例”に倣いたいところだろう。
「思いの他、難しい枠になったと思いますよ。思い出すのは、同じ3歳牝馬で唯一ジャパンCを勝ったジェンティルドンナですね。
もちろん、今のアーモンドアイは当時のジェンティルドンナと同じ三冠牝馬ですし、能力的にも遜色ないという意見が大半。だからこその大本命だと思いますが、最終コーナーを最内で回ったジェンティルドンナは、オルフェーヴルに外から被せられて、あわや進路を失う展開でした。
あの時は、マークしてきた三冠牡馬にひるまず馬体をぶつけて進路を切り開きましたが、後に大きな物議を醸したやや強引な競馬。例え、アーモンドアイがスタートを決めても、ああいった展開になるかもしれませんし、ルメール騎手の手腕が問われるところですね」(別の記者)
主戦のC.ルメール騎手が「前走の秋華賞(G1)が95%だとすれば、今回はだいたい100%」と語っている通り、秋の大目標を迎えて仕上がり自体に抜かりはない。