JRA大野拓弥大躍進はエージェントなしだから? 奮闘の裏側
「今の騎手は大半の業務をエージェントに任せっきり。中には、木曜の出馬投票が終わってから騎乗馬を把握する騎手もいるほどです。そうなると人と人との縁、厩舎関係者と騎手との関係が構築されるわけはないですよ。大野騎手のやり方は現在主流となっている手法とは違うものの、これこそが本来の『日本競馬』のあり方だと考える人もいるのではないでしょうか?」(競馬誌ライター)
今年、大野騎手は勝数こそキャリア最多を記録したものの、いまだ重賞では勝利を上げることができず3着が最高着順。だが来年以降は、厩舎関係者たちとの間に培った縁を武器に、大舞台で活躍する可能性も充分あるだろう。
時代を逆行するかのようなやり方を続ける大野騎手。今後の活躍を期待したい。