武豊にまたモレイラが見せつける!? 香港ヴァーズ(G1)リスグラシュー、最大の敵は凱旋門賞4着馬?
ブックメーカーのオッズは1番人気がヴァルトガイスト(牡4歳、仏A.ファーブル厩舎)、2番人気がミラージュダンサー(牡4歳、英M.スタウト厩舎)で、リスグラシューは3番人気。ただし、上位陣のオッズに大きな差はなく混戦模様だ。
ヴァルトガイストは凱旋門賞(G1、芝2400メートル)で4着の後、BCターフ(G1、芝2400メートル)で5着。着順は悪くないようにも見えるが、BCターフでは叩き3戦目のエネイブル(牝4歳)に10馬身以上離されている。秋4戦目で調子落ちもありそうだ。
ミラージュダンサーはこのところ重賞で好走している上がり馬。とはいえ重賞勝ちはG3戦1つのみ、G1レースは初の参戦となる。鞍上R.ムーア騎手は怖いが格下ではある。
リスグラシューにとって、ヴァルトガイストとミラージュダンサーはそれほど手強い相手ではないかもしれない。
現地からは追い切りの様子も伝わってきた。4F50秒9-2F23.0。モレイラ騎手は「馬体を併せた時の気持ちの入りも良く、力強く走ってくれた」、矢作調教師は「香港到着直後は少しイレ込んでいたが、今はとても落ち着いている。良い状態で挑めそうです」と語っている。調子は良さそうだ。
ステイゴールド、サトノクラウンに続いて日本調教馬による香港ヴァーズ3勝目を上げてほしい。