「武豊→岩田康誠」マカヒキ有馬記念で期待大!? 「スピード勝負→パワー型」存在感取り戻した名手はどう攻める?
23日に開催されるグランプリ有馬記念(G1)。いまだ「完全復活」を遂げられないマカヒキ(牡5 栗東・友道康夫厩舎)の鞍上を岩田康誠騎手が務めることがわかった。
マカヒキは一昨年の日本ダービー馬だが、その後欧州遠征を経て調子が下落・骨折。今年夏の札幌記念で復帰しいきなり2着と好走したものの、続く天皇賞・秋では出負けとハイペースについていけず7着と敗退。まだ「あの頃」の強さを見せられないでいる。天皇賞で騎乗した武豊騎手は有馬記念をオジュウチョウサンで挑むため、鞍上は空転している状況だった。
すでに「ピークを過ぎた」という声も多いマカヒキ。出走予定だったジャパンCは状態が整わず回避。有馬記念に照準を絞ってきた。天皇賞で騎乗した武豊騎手が「ペースが緩むところがなく、脚がたまらなかった。ラストもギアが全く変わらなかった」と発言するなど、現在のマカヒキはスピード勝負についていけない、という見解もよく耳にする。その説が真実とすれば、世界レコードを記録したジャパンCに出なかったのは「正解」ということだろうか。
そういう意味では、有馬記念は例年スローペースになりやすく、さらに暮れの荒れた中山の馬場。稍重の札幌記念で好走した”今の”マカヒキには向いているのではないだろうか。
そして、鞍上岩田康誠騎手というのが何とも不気味だ。