JRA有馬記念(G1)レイデオロ「中山適性」より気になる死角!? 今年G1・8勝「最強」ルメール騎手の意外な弱点とは
あれから約2カ月。ジャパンC(G1)をパスして有馬記念に挑むレイデオロは、1週前追いに騎乗したC.ルメール騎手がそう絶賛するほど、さらに調子を上げているようだ。
今年、JRAが主催するG1を8勝し、年間G1最多勝記録を更新し続けている現役No.1騎手と、現役最多勝を更新し続けるレジェンド藤沢調教師がコンビを組んだ成績は【22.7.14.27】。3着以内率は脅威の61.4%を誇っている。
「東京の日本ダービーと天皇賞・秋を勝ったことで、中山が数少ない『死角』と言われているようですが、陣営はむしろ『本質的には(東京の左回りよりも中山の)右回りの方がいい』と完全否定していますね。
実際、国内で唯一馬券圏内を外した皐月賞(G1)の5着が根拠に挙げられていますが、あの時は中間のアクシデントの影響で、ぶっつけ本番になった一戦。ホープフルS(当時G2)とオールカマー(G2)勝ちに加えて皐月賞5着なら、並みの馬なら逆に『中山巧者』に挙げられてもおかしくないですよ」(競馬記者)
最終的には「単勝1倍台の大本命になるかも」と語る記者は、仮に崩れる可能性があるとすれば「スタートに失敗した時」だという。
「小回りの中山が波乱の多いトリッキーなコースということはルメール騎手も警戒していて、できれば『好位から競馬したい』と話していましたね。ただ、レイデオロはスタートがそこまで上手くない馬。もし後手を踏むようなら、ルメール騎手の”ファーストプラン”が崩れるでしょうし、意外に難しい競馬になるかもしれません。
逆にスタートが決まり過ぎると、同じ藤沢×ルメールだった先週のグランアレグリアのように目標にされてしまうパターンも。ただ、気になるところといえば”そこ”くらいかも。あとは極端な枠に入らなければ」(同)
もう1つ重箱の隅を突くとすればルメール騎手の「G1・1番人気での成績」か。