JRA有馬記念(G1)「大惑星」パフォーマプロミス不気味! 「血統」「ローテ」以上に推せる理由
23日に中山競馬場で行われる一年の総決算、有馬記念(G1・芝2500m)。天皇賞・秋を制して向かうレイデオロやジャパンC2着のキセキ、障害王者オジュウチョウサンの参戦などに注目が集まっている。
そんな中、11月のアルゼンチン共和国杯(G2、東京芝2500m)を制してここに向かうのがパフォーマプロミス(牡6、栗東・藤原英昭厩舎)。父ステイゴールド、母アイルビーバウンド、その父タニノギムレットという血統で、春にはG2日経新春杯も制している。実はオジュウチョウサンのオーナー長山尚義氏の出資馬でもあるのだ。
この大舞台では人気はそれほど集めないかもしれないが、前走制しているアルゼンチン共和国杯はまさに出世レース。3年前にはゴールドアクターがアルゼンチン共和国杯を制したのちに有馬記念を8番人気の低評価で制していた。
その他にも2年前はシュヴァルグランが翌年にジャパンC制覇、昨年はスワーヴリチャードがその後大阪杯を制している。まさに大物を輩出するレースで、今回と同距離の2500mというのもプラスに働くのかもしれない。
また、その他に注目したいのは父のステイゴールド。自身は現役時代3度出走し3着が1回とそれほど目立ったものではなかったが、産駒はまさに「グランプリハンター」。宝塚記念連覇のゴールドシップ、有馬記念を2度制したオルフェーヴルなど産駒合計で8度もグランプリを制しているのだ。
まさにグランプリを制するための血統、そしてローテーション。もう一つ気になるのは騎手だが、今回予定されている鞍上はC.デムーロ騎手。
C.デムーロ騎手は日本で大活躍中のM.デムーロ騎手の弟。地元イタリアでリーディングを獲得するなど実力者であり、日本にも度々短期免許で来日。今年の阪神JF、昨年のホープフルSを制すなど、ファンの認知度も高い。今年も兄に負けじと勝ち星を積み上げており、大舞台を掴み取る意欲が見て取れる。