ポストポンド回避で今年も混戦!? 凱旋門賞と並ぶ欧州競馬最高峰・2016年キングジョージ(英G1)出走馬プレビュー
3歳馬では、ウィングスオブデザイアが出走する。英ダービーの前哨戦であるダンテS(英G2)を勝ち、英国ダービー(英G1)では2番人気もハーザンドから7馬身以上離された4着。しかし、斤量が古馬が約60キロ(9ストーン7ポンド)に対し、3歳馬は約55キロ(8ストーン9ポンド)で出走できる。この斤量差でどこまでやれるかだろう。エクリプスSでは3歳馬が勝利したが、この距離での3歳馬のレベルを見る意味でも、同馬の走りには注目が集まる。
ポストポンドは重症ではなさそうではあるが、今後のローテーションが予定通り進むかは未定だ。元々は英国際Sから凱旋門賞。余力があればブリーダーズカップターフと伝えられていた。軽い症状であれば問題ないだろう。
昨年はポストポンドがこのレースを境に本格化していき、欧州最強古馬まで駆け上がった。今年も昨年に似た混戦模様。
メンバーは手薄だが、そこは英国競馬の夏の大一番キングジョージ6世&クイーンエリザベスS。注目の1戦には変わりない。