2019年オジュウチョウサン×武豊「コンビ」の行方。「方針決定」もタッグ継続の”鍵”はディープインパクト馬主のあの馬?

 昨年の有馬記念(G1)で9着に敗れ、障害レースからの連勝が11でストップしたオジュウチョウサン(牡8歳、美浦・和田正一厩舎)。

 平地続戦か、それとも障害復帰か――。動向が注目されていたが5日、2019年の始動戦として2月のダイヤモンドS(G3、芝3400m)が候補に挙がっていることがわかった。

 有馬記念後、和田正一調教師が「目一杯の競馬をしたので、それなりに疲れはある」と語っていたオジュウチョウサンはこの日、中山競馬場で行われた東京競馬記者クラブ賞の表彰式において、2年連続で特別賞を受賞。その上で同師が「馬の回復を見ながらになるが、ダイヤモンドS辺りが選択肢に入ってくるかもしれない」と同馬の今後のローテーションを示唆した。決定ではないものの、まずは「平地続戦」が濃厚になった。

「4000mを超える障害G1で無類の強さを見せているオジュウチョウサンだけに、平地でも距離は長ければ長いほど良いと思います。その上で3400mのダイヤモンドSは大きなチャンス。

ハンデ戦だけに、有馬記念9着がどう評価されるかが焦点になりそうですが、平地ではまだ1000万下を勝利しただけなので、そこまで重いハンデにはならないかと。順調に行けば、春の目標は3200mの天皇賞・春(G1)になると思います」(競馬記者)

 ただ、オジュウチョウサンが天皇賞・春に挑むにあたって「2つ」の課題があるという。

 1つは賞金面だ。記者の話した通り、平地ではまだ1000万下を勝っただけのオジュウチョウサン。有馬記念はファン投票によって出走が叶ったが、平地のレースでは障害レースの賞金がカウントされないため、天皇賞・春が行われる5月までに賞金を加算する必要性がありそうだ。

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