新種牡馬争いでまず飛び出した日本ダービー馬ディープブリランテ!英雄2世の愛娘が「大舞台」への出走権ゲット!
まだディープインパクト系の種牡馬の数が少ないということ、さらには種付け料が格安だったことで、初年度から人気を博したディープブリランテ。同じ新種牡馬のルーラーシップが250万であるのに対し、ディープブリランテは半額以下の120万円。
実績の差はあるにしても、日本ダービーを勝ったディープインパクト産駒が破格の120万円で種付けできるのであれば、依頼が殺到するのも当然かもしれない。
結局、ディープブリランテの初年度の種付け数は205頭。新種牡馬争いで宿敵になりそうなルーラーシップの208頭には僅かに後れを取ったが、種付け数の上位3傑がディープインパクトの262頭、クロフネの216頭、ダイワメジャーの209頭という事実を鑑みれば、いかにディープブリランテの人気があったのかが窺い知れる。
今はまだ2頭が勝ち上がっているだけだが、産駒の数を考えれば「巻き返しは必至」といえるディープブリランテ。自身が1800m以下のレースに出走しなかったように、秋を迎えて長い距離のレースが増えれば一気に台頭してくるかもしれない。
しかし、まずは素質溢れるディーパワンサの今後に期待したい。今回の勝利でも十分にロングヒットといえる当たりだが、これが見事スタンドインして”ホームラン”になるのか否か……。
厳しい種牡馬の世界で生きるディープブリランテにとっては、極めて大きな「希望の星」になるかもしれない。