JRAルメール騎手「燃え尽き症候群」でリーディング陥落の危機!? クラシック大本命サートゥルナーリアにも影響か

 また、AJCCに限らず全体成績を見ても【7.8.5.21】と1着よりも2着の方が多い。同じく7勝を上げているM.デムーロ騎手の【7.2.7.13】と比較すれば、イマイチ勝ちきれていないことは明らか。3着以内率0.488は決して悪い数字ではないが、騎乗馬の人気が【28.9.1.3】と4番人気以下が0であることを鑑みれば、本来のルメール騎手からは物足りない成績だ。

「当然”ルメール人気”もありますが、それでも勝ち切れていないですね。28回ある1番人気の中にはフィエールマンのような単勝1倍台の馬も多く、ファンの期待を裏切ってしまうこともしばしば……。武豊騎手の最多勝記録を更新した昨年は勝率0.278でしたが、今年はここまで0.171。年始の不参加はバカンス休暇だったようですが、燃え尽き症候群や休みボケというわけではないとは思いますが……」(別の記者)

 また先日には昨年末のホープフルS(G1)を勝ち、今年のクラシックの主役に挙げられているサートゥルナーリアの主戦がデムーロ騎手から、ルメール騎手に替わることが発表されたばかり。しかし、ルメール騎手の現在の”不調”ぶりを見て、ファンの間では早くも心配の声が上がっているようだ。

 ただ、今週からは直線が短くトリッキーな中山開催から、直線が長く力通りに決まりやすい東京開催に移行する。栗東所属ながら、昨年は関東で関西を超える勝ち星を上げたルメール騎手だけに、いよいよ日本一といわれる”馬質”がモノを言いそうだ。

 ここ2年連続でリーディングを獲得し、昨年は史上最多の215勝を上げるなど、まさに「天下」を獲った感のあるルメール騎手。果たして、リーディング大本命のエンジンがいつかかるのか。昨今の外国人騎手時代を象徴するフランス人騎手の”お目覚め”に注目したい。

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