JRAサートゥルナーリア×ルメールは皐月賞直行! 過去を覆すための秘策は……?
「陣営は、『ホープフルSで長距離輸送、そして皐月賞の舞台である中山競馬場芝2000mを経験したため、(中山の)トライアルを使う必要はない』と考えているようです。しかし過去10年どころか、86年以降、前走が前年だった馬は皐月賞を制していません。
過去のデータから考えれば、サートゥルナーリアもどこか1走挟んでから、クラシックに向かったほうが結果を残せるはず。それにもかかわらず陣営があえて直行という厳しい道を選んだのは、ノーザンファームが誇る外厩の存在が大きいのかもしれません。
サートゥルナーリアは、ノーザンファームの外厩に出されることも多かったです。この施設は、トレセンよりも設備が良いと評判。またスタッフもスペシャリスト集団が揃っています。調教師も『トレセンで鍛えるよりも、外厩に預けた方がいい』とぼやくこともあったと聞きました。今では、外厩で入厩期限ギリギリまで調整した後に、調教師がトレセンで微調整を行い、レースに出走という流れも出来上がりつつあります」(競馬記者)
外厩をフルに使うと見られているサートゥルナーリア。歴史を変えることができるだろうか。