「ディープ産駒の登竜門」約3億円ダノンチェイサーがきさらぎ賞(G3)で偉大な先輩に並ぶ!?
3日(日)、京都競馬場で行われるG3・きさらぎ賞(芝1800m)。同じく関西で行われるクラシックレースの前哨戦として行われている。
今年もクラシックを目標としている若駒が集結しているが、注目したいのはダノンチェイサー(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)だ。
父ディープインパクト、母サミター、その父ロックオブジブラルタルという血統。母のサミターは現役時代、愛G1・1000ギニーを制している。ディープインパクト×ロックオブジブラルタルはマイルG1を2勝したミッキーアイルと同じ組み合わせで、2017年のセレクトセールでは2億7000万円で落札された良血馬だ。
その高額落札も背景にあることで、新馬戦は1.9倍の1番人気に。前述の通りミッキーアイルと似た配合ながら芝2000mでのデビューであり、距離の長さが心配されながらの初戦であった。
前目でレースを進め、2番手で進んだ。新馬戦ということもありペースは緩く、楽に追走できていたが直線は伸びきれておらず、4着。上がり35.2もレースメンバー5位の数字だ。
その後は1800m、1600mと徐々に距離を短縮。前走のこうやまき賞(中京芝1600m)ではこちらも1.8倍の断然人気に応えて勝利した。
このままマイルで力を見せていくのかと思いきや、ここでの距離延長できさらぎ賞挑戦。管理する池江師も「かかる面があるので距離が課題になりそう」とコメントしており、この先は皐月賞よりNHKマイルCというようなタイプなだけに、この選択は疑問視する声も多い。