【クイーンC(G3)展望】JRA春G1に向けて阪神JF2着クロノジェネシスが始動! 良血ミリオンドリームズら機をうかがう素質馬たちも
ミリオンドリームズ(美浦・藤沢和雄厩舎)は、ここで結果を残して春の重賞戦線への切符を手に入れたい。
ミリオンドリームズの父は日本でも種牡馬として実績を残しているフランケル。そして母はBCクラシック勝ちのA.P. Indy産駒のミリオンセラーIIという血統を持っている。
良血馬のミリオンドリームズは、C.ルメール騎手が騎乗するということもあってか、デビュー戦で単勝1.7倍に支持される。そしてその期待に応えるかのように、好位追走から直線で外に出されると上がり最速の脚を披露して快勝。レース後にルメール騎手はまだ子どもだといい、「今後はもっと馬体がシャープになって、さらに良くなってくるだろう」と今後に期待を寄せていた。
だが、その後はアイビーS、アルテミスSなどへの出走の話が持ち上がるもいずれも回避。2戦目は今年まで持ち越すこととなった。期待の良血馬は、約半年ぶりのレースでどんな走りを見せてくれるのだろうか。
これらのほかにも阪神JF16着からの巻き返しを狙うジョディー、ディープインパクト産駒のマジックリアリズム、昨年8戦6勝をあげてNAR2歳最優秀牝馬に輝いたアークヴィグラスら素質あふれる馬たちが揃った。
トライアルレースではないものの、例年同様、素質馬が集まった今年のクイーンカップ。前評判の高いクロノジェネシス、ビーチサンバらが順当に勝利を掴むのか。それとも新たな新星が誕生するのか。注目のレースは9日15時45分に発走予定となっている。