レイデオロはドバイで”ダービー馬の呪い”を今度こそ打ち破れるか
昨年の天皇賞・秋(G1)を歴代2位の好時計で圧勝したレイデオロ。2年連続でドバイシーマC(G1、芝2410m)に挑戦する意向を示していたが、先日、正式に招待を受諾したことがわかった。昨年は京都記念3着をステップに向かったが、今年は直行する予定。さらに状態次第では、宝塚記念出走も視野に入れるという。
レイデオロは昨年もドバイシーマCに挑戦。主戦のC.ルメール騎手を背に2番人気に支持された。だが、中団後方から最後の直線で脚を伸ばすも届かず4着。ルメール騎手は「ペースが遅くて少し引っ掛かってしまった」とレースを振り返った。
レース後、レイデオロは休養に入り、秋はオールカマー(G2)で復帰した。この復帰戦を危なげなく勝利すると、続く天皇賞・秋も快勝。有馬記念(G1)こそ、勝ち馬ブラストワンピースにクビ差で2着に終わったものの、上々の成績を残していた。
「昨年のドバイシーマCはレイデオロに展開が向きませんでしたね。ただ、レイデオロは初海外だったにもかかわらず、輸送の影響はほぼなく落ち着いていたため、管理する藤沢調教師も『馬にはいい経験になったはず』と得るものはあったと判断。秋以降は見事に立て直したこともあり、今年こそ海外で好成績を残したいと意気込んでいるのは間違いないです」(競馬誌ライター)
2度目の海外G1挑戦ということもあり、昨年以上の結果が期待されるレイデオロ。だが、そこには不可思議なジンクスもが立ちふさがっているという。