JRAダノンプレミアム金鯱賞(G2)「回避」の可能性……? 約1年ぶり復帰間近も「スロー調整」に心配の声続々
「年明けには帰厩して、3月の金鯱賞復帰を目指して調整されているダノンプレミアムですが、どうも良化が遅れているのが気になります。帰厩してから坂路でもたくさん乗り込まれていますが、全体的に緩い調整に終始しており、目立つ時計は今月3日に(4ハロン)53.9秒を出した程度……。
ここ2週はCウッドで追い切りを行なっていますが、金鯱賞2週前の15日が5ハロン69.1秒、ラスト12.3秒。3週前も6ハロン86.0秒、ラスト12.4秒。全体時計が遅いだけに、最後はまずまずの切れを見せていますが、どうもこの馬らしさがないというか、まだ本調子とはいかない気がします。
まだレースまでに時間があるだけに、ここからギアを上げていくのかも。ですが、昨秋のこともありますし、陣営が慎重になっているのは間違いなさそうです。このままだと金鯱賞の回避もあり得ない話ではないかもしれません」(競馬記者)
昨年の日本ダービーで6着と初の敗戦を喫してから、秋には10月の天皇賞・秋(G1)で復帰が予定されていたダノンプレミアム。しかし、レースが近づいても調子が上がらず、調整不足という理由で回避した経緯がある。
その後、11月のマイルCS(G1)出走を目指して調整されていたが、いよいよこの馬らしい好時計が出始めたところで、今度は皐月賞前に痛めた右前脚の蹄の状況が悪化……陣営は泣く泣く回避の決断を下し、年内休養となった。