JRAオジュウチョウサン「中山GJ(G1)」4連覇に黄色信号!? 障害界の超新星トラスト「大差圧勝」で勢力図激変!
平地挑戦の集大成として挑んだ昨年の有馬記念(G1)で連勝が「11」で止まったものの、春に中山グランドジャンプ(G1)を勝った功績が認められ、3年連続となるJRA最優秀障害馬に輝いたオジュウチョウサン。
今年は再び障害界に復帰し、3月9日の阪神スプリングジャンプS(G2)から始動するようだが、順調に行けば中山グランドジャンプでトラストと対決する可能性が高まっている。
「昨年の有馬記念では平地G1の壁に跳ね返されてしまったオジュウチョウサンですが、障害レースに限れば、まだ9連勝中。平地挑戦中も障害練習を重ねていましたし、障害に復帰すれば絶対的な存在として再び君臨することは間違ないと思います。
陣営としても、まずは4連覇が懸かる中山グランドジャンプは”通過点”くらいのつもりで挑むでしょうし、すでにここを勝ってから再び平地に挑戦するのかが検討されているくらいです。
ただ、昨年までなら前王者のアップトゥデイトくらいしか対抗できそうな馬がいませんでしたが、今日のトラストの走りを見れば、オジュウチョウサン陣営も警戒を強めざるを得ないでしょうね」(同)
「いずれは、オジュウチョウサンに挑戦してほしい」
そう願いを込めた中村均調教師は定年のため、明日24日が最後の競馬。調教師人生の最後の最後で圧倒的なパフォーマンスを見せたトラストに「強かったね。別れるのがつらいよ」と、思わず本音もポロリ……。今後は騎手時代に所属していた弟子の長谷川浩大元騎手(現・調教師)に引き継がれる予定だ。
これまで他を寄せ付けない絶対的な強さを見せてきたオジュウチョウサン。仮に今年の中山グランドジャンプを勝てば前人未到の4連覇ということになるが、今年は”楽勝”というわけにはいかないのかもしれない。