JRA「ほぼG1」金鯱賞(G2)メンツが激アツ! G1馬多数出走に「開花」エアウィンザー&「復活」ダノンプレミアム!
一昨年のエリザベス女王杯覇者・モズカッチャン(牝5歳、栗東・鮫島一歩厩舎)は、ここで復活を印象づけたい。
モズカッチャンは昨年、連覇が期待され、1番人気に支持されたエリザベス女王杯で3着。勝利したリスグラシューからは0.5秒差、3馬身以上をつけられて完敗を喫していた。その後、有馬記念に向かうも4番人気ながら8着。明確な結果を残せないでいた。
今回からデムーロ騎手とのコンビを解消し、オークスで2着に入った和田竜二騎手と約1年10カ月ぶりにコンビを再結成。出直しの1戦で、結果を出すことができるのかが注目される。
そして有力視されているのはG1勝利馬だけではない。遅れてきた素質馬エアウィンザー(牡5歳、栗東・角居勝彦厩舎)は、ここで大金星を狙いたい。
これまで勝ち負けを繰り返していたが、昨年覚醒。条件戦を駆け上がり、暮れにはダンビュライト、レイエンダら実績上位の馬たちが出走したチャレンジCで、後続に3馬身差をつけて快勝。重賞戦線に名乗りをあげた。
今回は母馬エアメサイア、さらにその産駒にも多く騎乗している武豊騎手に手綱を戻して参戦予定。ここでも実績上位馬を押しのけて、続くG1競走に弾みをつける走りを見せたい。
ここで再度実力を知らしめたいのはダノンプレミアム(牡4歳、栗東・中内田充正厩舎)だ。
2歳王者に輝き、昨年のクラシック候補最右翼にあげられていたダノンプレミアム。だが、皐月賞をザ石で回避。日本ダービーは徹底マークの前に屈し6着に終わる。秋は古馬に挑む予定だったものの、こちらも回避。シーズンを終えてしまった。
今回が古馬と初顔合わせになるが、2週前追い切りでは主戦の川田将雅騎手が背にまたがり、6F81.4秒、ラスト11.7秒を記録。順調に稽古をこなしているようだ。復帰戦をいい形で飾ることはできるのだろうか。