JRA関東「マーフィーまだ1位」の異常……戸崎圭太不調より深刻な「アノ騎手」中山ベッタリ
28日で2月も終わり。3月は初っ端から伝統のクラシック前哨戦、弥生賞・チューリップ賞がそれぞれ開催される。いよいよ「競春到来」といったところだろうか。
そんな中、美浦では過去に例を見ない「異常事態」が起きている。それが「関東騎手リーディング」である。
「2月終了時点で、関東騎手リーディングの1位はO.マーフィー騎手なんですよ……。マーフィー騎手は1月27日の騎乗をもって短期免許が終了し、本国に帰りました。それでもまだ1位なんです。
わずか1カ月程度で17勝、最終日に根岸S(G3)をコパノキッキングで勝つなど、世界トップクラスの実力を見せつけたマーフィー騎手は確かにすごいですが、そこから1カ月でまだ関東トップというのは前代未聞。2位は三浦皇成騎手の15勝、戸崎圭太騎手の13勝という状態です。特に戸崎騎手は関東ジョッキーの中では頭一つ抜けた馬質ですが、今年はなかなか勝鞍を増やせないでいます。大きな要因の一つでしょうね」(競馬ライター)
今週、三浦騎手は2勝、戸崎騎手が4勝できれば、ようやく勝利数でマーフィー騎手と並ぶという有様。関西ではすでに4名が20勝以上を上げていることを考えれば、これは大きな差といわざるを得ない。
ただ一方、「あの騎手」の存在が、このなかなかあり得ない状況を生み出しているという話もある。