アーモンドアイ「勝ち確!?」覇者ベンバトルがドバイターフ回避で「日本馬上位人気独占」にシラケムード
これは、レースを見るまでもない、か……。
日本時間3月30日に開催される「ドバイワールドカップデー」。日本としての最注目は、やはり昨年の年度代表馬にして4冠馬アーモンドアイ(牝4 美浦・国枝栄厩舎)のドバイターフ(G1)だろう。
今や英国の凱旋門賞連覇で「世界最強」の名を欲しいままにしているエネイブル、豪競馬で連勝記録を更新し続ける女帝ウィンクスと並び「世界3大牝馬」の一頭に数えられるアーモンドアイ。当然ドバイの地でも主役の扱いだろうが、そこは世界の大舞台、強豪が多数ひしめき油断はできない”はず”だった。
ところが、どうやら少し事情が変わってきたようである。
「アーモンドアイの『最大のライバル』『一騎打ち』と目されていたUAE馬で、昨年のドバイターフ覇者であるベンバトルの『回避』が明らかになりました。昨年は2番手からの抜け出しで日本馬を完封という強い内容。さらに、鞍上は昨年から今年にかけ日本でも活躍したO.マーフィー騎手ということで、アーモンドアイにとってかなりの強敵と見られていました。
しかし、ベンバトルの回避によって状況は一変。レースはアーモンドアイの『一本被り』の人気になるといわれています。他の海外馬にもパッとするライバルはおらず、むしろ昨年2着のヴィブロス、同じく4着のディアドラのほうが人気しそう。日本馬が『上位人気独占』の可能性も十分あるため『意味あるのか』という声もちらほらです」(現場記者)