武豊シェーングランツから「3連単6点」チューリップ賞(G2)は強力関係者情報でウハウハか?
2日、桜花賞(G1)の前哨戦チューリップ賞(G2、芝1600メートル)が行われる。現場から上がってきた情報を吟味してレースを予想する。
「◎」は出世レースとして重要度の高いアルテミスS(G3、芝1600メートル)を勝ったシェーングランツ(牝3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)。阪神JF(G1、芝1600メートル)は4着に負けてしまったが敗因は明らか。2枠4番だったため道中は内々を追走、ずっと右に馬がいたため外に出すのが遅くなってしまった。直線半ばでようやく外に出てからの末脚は最も鋭かった。
姉は阪神JFとオークス(G1)を制したソウルスターリングという超良血。父がフランケルからディープインパクトに変わり、日本競馬への適性が増したと言える。問題はソウルスターリングと同様の気難しい面が出ないかどうか。
「先週にもしっかりと追っていい仕上がりです。『少しうるさい面が出てくる血統ですが、この馬はそういう面も見せていません。スムーズに走れれば差はありませんよ』とスタッフは本領発揮ならチャンスは十分と強気でした」(競馬関係者)
気性的な心配がないのは心強い。今回は5枠6番、レースを組み立てやすいはず。鞍上のレジェンド武豊騎手が勝利に導いてくれるはずだ。
「○」は同世代牝馬ただ1頭のG1馬ダノンファンタジー(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎)。阪神JFでは道中ほぼ最後方から直線で前の馬たちをごぼう抜き。陣営は桜花賞の最有力候補を自信を持って送り出してくることだろう。