アーモンドアイ「頂上決戦へ」世界女王エネイブル、ついに始動!! 史上初の凱旋門賞(G1)3連覇へ「2019始動戦」は?
記者の話によると仮に5月のコロネーションCから始動するなら、2走目は7月のキングジョージ6世&QES(英G1、芝2400m)の可能性が高いという。そこから8月のヨークシャーオークス(英G1、芝2400m)を使って凱旋門賞に挑むのなら一昨年と同様だ。
すでに5歳馬とはいえ、膝に不安のあった昨シーズンよりも、遥かに順調な時を過ごしているエネイブル。ただでさえ動向が注目される世界最強馬だが、今年は特に「日本の競馬ファン」が高い関心を持っているはずだ。
「今年の凱旋門賞は、昨年の年度代表馬アーモンドアイ(牝4歳、美浦・国枝栄厩舎)が目標に掲げており、日本の競馬ファンから熱い視線を集めています。まだ正式に決まったわけではないですが、仮に出走するのならエネイブルが順調である以上、頂上決戦は避けられません。この2頭の激突はすでに世界中で注目されていますね」(同)
昨年、エネイブルがブリーダーズCターフを制した22日後、ジャパンC(G1)を2分20秒6という驚愕の世界レコードで制したアーモンドアイ。凱旋門賞が行われるフランスのメディアでも「信じられない勝ち時計で、日本最強の座に就いた」と大きく報道され「エネイブルのライバル誕生」と最大級の賛辞が送られている。
アーモンドアイは30日にドバイのメイダン競馬場で行われるドバイターフ(G1)から始動する見込みだが、すでに現地メディアが日本まで駆け付けて密着取材するなど、異例の注目度となっているようだ。
「すべて10月の最初の日曜日のためのものです」
レーシングポスト紙のインタビューにそう決意を語ったエネイブルのゴスデン調教師。すべては10月6日に開催される凱旋門賞のために――。日本の歴代最強女王の挑戦を受けて立つ、世界女王の新シーズンがいよいよ幕を開ける。