武豊エアウィンザー「兄エアスピネルと同じ」ベスト尽くしての完敗……歯がゆいレースは一族の宿命?
ベストを尽くしながら、強豪たちに言い訳の利かない完敗をしてしまう……エアウィンザーの姿に、「アノ馬」を思い出した人も少なくはないはずだ。
「兄のエアスピネルですね。兄もまた、重賞を3勝しながらも、G1やハイレベル重賞では常に『善戦止まり』。当時同世代のライバルだったマカヒキやサトノダイヤモンドにどうしても勝てず、マイル路線でも勝ちきれず……武豊騎手を背に、歯がゆいレースを続けていた印象が強い。エアウィンザーもまた、兄と同じ道を歩むのでは、という声は少なくないですよ」(同)
母エアメサイアは3歳時、桜花賞、オークスと善戦止まりだったものの、最後の一冠秋華賞でようやく戴冠した苦労人だった。息子2人は優秀な競走馬であるものの、やはり母と同じく報われるのが遅い印象だ。エアウィンザーが、一族の悲願を叶えてくれることを願う。