【日経賞(G2)展望】最強1勝馬エタリオウVS武豊メイショウテッコン!悲願のG1制覇を目指す「黄金世代」が激突!!
3月23日、中山競馬場で天皇賞・春(G1、芝3200メートル)の前哨戦、日経賞(G2、芝2500メートル)が行われる。レースを展望しよう。
10日に開催された金鯱賞(G2、芝2000メートル)は一昨年の2歳王者ダノンプレミアムが圧勝。あらためて現4歳世代の強さを思い知らされた。この4歳世代から有力馬を見ていく。
断然人気が予想されるのがエタリオウ(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)。昨年の菊花賞(G1、芝3000メートル)2着馬だ。今年、G1初制覇に最も近いと見られる1頭だが、一方で最強の1勝馬とも揶揄される。未勝利戦(芝2000メートル)を勝った後、500万下で3走連続の2着と足踏み。
しかし、陣営は高い素質を評価して青葉賞(G2、芝2400メートル)に挑戦。ここでも2着だったが、日本ダービー(G1、芝2400メートル)の出走権は確保した。
日本ダービーでは13番人気という低評価ながら後方から追い込んで4着に好走。勝った同厩のワグネリアンとそれほど力量差のないことを証明。秋は3歳クラシック最終戦菊花賞を目指し、神戸新聞杯(G2、芝2400メートル)に出走。ワグネリアンには勝てなかったが、日本ダービーでの0.2秒差を0.1秒差に詰める2着だった。
菊花賞馬では直線早目に先頭に立つもフィエールマンに差されてまたもや2着。ただし、フィエールマンに抜かれた瞬間は完敗かと見えたが、そこから伸び返してハナ差の勝負に持ち込んだ根性は素晴らしかった。決して勝負弱い万年2着馬ではない。ここで重賞初制覇を飾り、堂々と天皇賞・春に乗り込みたい。