高松宮記念(G1)「謎の善戦続き」ナックビーナスの「性格難」? モズスーパーフレアに続けて敗北の真相
2つのレースではっきりしたことは、相手なりに極限のスピードでも走れるということ。ただし、なんらかの理由でゴール板を先頭で通過できない。なぜなのか。たとえばカーバンクルSの1Fごとのラップを見てみよう。
11秒7-10秒4-10秒7-11秒2-11秒1-11秒9(勝ち時計1分7秒0)
特に速いのが2F目と3F目。競馬で馬が一番速く走るのはラストではない。特にスプリント戦ではそうだ。馬はゴール前ではすでに疲れている。だから騎手が馬にステッキを入れて励ます。ナックビーナスは気持ち良く走る分には極めて優秀なスピードがあるが、ステッキで無理やり走らされるのが嫌いなのだろうか。
この高松宮記念で陣営あるいは4戦目の継続騎乗となる大野拓弥騎手は、どんな作戦を打ってくるのか、とても楽しみだ。頭では買えないかもしれないが、もちろん馬券からは外せない。