武豊「良くなったわ」メイショウテッコンが日経賞(G2)で開花!? ライバル手薄でチャンスはある
父はマンハッタンカフェ。今年、マンハッタンカフェ産駒はシャケトラがAJCC(G2)と阪神大賞典(G2)、デアレガーロが京都牝馬S(G3)を制している。シャケトラもデアレガーロも勝てないレースが続くこともある馬。マンハッタンカフェ産駒はコンスタントに能力を発揮できないのかもしれない。しかし、前走大敗したからといって一気に評価を落とすのは危険だ。
菊花賞前、高橋義忠厩舎の中塚助手は東スポの取材に対して「春先だったかな。調教でウッドコースを2周半回ったことがあったんですが、ホームストレッチに来るたびに、15-15くらいにペースを上げ、しかも最後の直線で、まだ加速して行こうとしたんです。その時”なんじゃ、コイツは”ってびっくりしましたよ」と豊富なスタミナについて語っていた。
体調が整い、出遅れずに気分良く先行できれば豊富なスタミナを活かして強い競馬ができるはず。この日経賞で逃げそうなのはメイショウテッコン以外では格下のカフェブリッツくらいだ。クリンチャーも先行馬だが逃げるタイプではない。武豊騎手が逃げるかどうかはわからないが、スムーズな競馬はできそうだ。
武豊騎手に「良くなったわ」と言わせた今回、絶好の狙い頃ではないだろうか。昨年、ファインニードルが引退し、メイショウテッコンには高橋義忠厩舎の看板馬になる任務もある。一度は負かしたエタリオウとの一騎打ちに持ち込みたい。