JRA「出資者の苦悩?」アーモンドアイ「凱旋門賞(G1)挑戦」大号令がまだ出ない理由
日本時間3月30日深夜に行われた「ドバイワールドカップデー」。日本の総大将として、ドバイターフ(G1)へ出走したアーモンドアイ(牝4歳、美浦・国枝栄厩舎)は危なげなく勝利を飾った。
好スタートを切ったアーモンドアイ。C.ルメール騎手は包まれることに注意を払いつつ、外へ促す。最後の直線では、馬なりで進出すると残り400mからスパート。瞬く間に先頭に立つとそのままゴール。先頭に立ったことで気が抜けたのか、最後こそ2着ヴィブロスに詰め寄られたものの、初の海外G1を快勝してみせた。
日本最強の名に恥じぬ走りを海外でも見せつけたアーモンドアイ。すでに海外メディアでは、フランスの凱旋門賞で、世界最強の名をほしいままにしているエネイブルとの対戦を望む論調の記事も出されている。
「主戦のC.ルメール騎手は夢として、『日本の馬で、母国・フランスの凱旋門賞を勝つこと』をあげるなど、思い入れは強いことは知られています。また管理する国枝調教師も『週刊Gallop』に登場した際に、凱旋門賞挑戦について聞かれると、『とりあえず行ってみようかではなく、ヨシッという気持ちを持っていきたいよね』と明かし、さらに『できたら(ドバイターフを)馬なりで勝ってほしいよなあ(笑)』と語っていました。
今回、アーモンドアイは海外の一線級とも五分に渡り合えることを証明しました。現場のスタッフとしては、凱旋門賞に挑戦したいと考えていそうです」(競馬誌ライター)