皐月賞(G1)サートゥルナーリア「疑惑決着」を元JRAアンカツが一刀両断!「あれが審議なら、もっと降着増える」
結果的に到達順位通りで確定となったが、オルフェーヴルの池添謙一騎手が「僕が真っすぐ走っているのに大きな動作でぶつけられた。3、4回ぶつけられて態勢を崩した。これでこの判定は納得できない」と抗議すれば、池江泰寿調教師も「3回はぶつけられている。1回はバランスを崩して宙に浮いた。あれだけはじき飛ばされたら、どんな馬でも失速する」と釈然としない胸の内を明かしている。
しかし、そういった意見も受け入れられることなく、到達順位通りで確定。今回のサートゥルナーリアとヴェロックスとのケースは、「あの時」に比べれば大した接触ではないというわけなのか。
実際に元JRA騎手のアンカツこと安藤勝己氏も、自身の公式Twitterを通じて「G1の舞台を制すためには必要な叩き合いやし、あれが審議なら、もっと降着を検討せなあかんレースたくさんあるよ」と指摘。
さらに「審議長すぎや。しっかり瞬時にジャッジせなファンが離れるって」と降着うんぬんではなく、”わかり切った結果”を迅速に判断できなかったJRAの判断基準の曖昧さを問題視している。
いずれにせよ、後味の悪い結果となってしまった今年の皐月賞。仮に前評判通りにサートゥルナーリアが歴史的名馬となるのなら、このレースは後々何度も語り継がれるものになりそうだ。