JRA「65年ぶりテン乗り偉業へ」D.レーンがサートゥルナーリアで日本ダービー(G1)。「ルメール・ファースト」如実

 5日のNHKマイルC(G1)で1番人気グランアレグリアに騎乗したC.ルメール騎手は、最後の直線でダノンチェイサーの進路を妨害したとして4着入線ながら5着に降着となった。ルメール騎手は26日まで16日間(開催6日間)の騎乗停止処分となり、ヴィクトリアマイル、オークス、日本ダービーと3週連続G1を騎乗できなくなってしまった。

 特に注目されたのは、日本ダービーで騎乗予定だったサートゥルナーリア(牡3 栗東・角居勝彦厩舎)だ。皐月賞を4戦4勝で制し、無敗の二冠も現実的といわれた同馬だけに、その鞍上が消えたことは大きなニュースだ。

 しかし、すでにオーナーであるキャロットクラブ(ノーザン系)は「次の一手」に動いているようだ。

「オークスのコントラチェック、日本ダービーのサートゥルナーリアは、オーストラリアから短期免許で来日中のD.レーン騎手で調整する、とキャロットクラブのHPで発表されました。

レーン騎手は若干25歳ながら、豪州で970勝以上、G1もすでに15勝という逸材です。先週より来日して3日間開催でいきなり合計6勝。3日目には新潟大賞典(G3)をメールドグラースで勝利しました。そういえばこの馬もキャロット。一瞬にして信頼を得たということかもしれません。

また、現在のノーザンは『第二のルメール、デムーロ探し』に力を入れており、昨年から年明けにかけて来日していたW.ビュイックやO.マーフィー、そしてこのレーンと優秀な若手を呼び寄せ、いい馬をあてがっている印象があります。日本に定着させたいという思惑があるのかも。

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