JRA宝塚記念(G1)「現役屈指」リスグラシュー&レーンが怖すぎる! 「精神面成長」香港善戦でも陣営不満
香港ヴァーズは初めての海外遠征だったためスリムになりすぎていたが、クイーンエリザベス2世Cでは遠征慣れもあって体はふっくらとし、万全の仕上げだったそうだ。帰国後も馬はふっくらとして落ち着きもあるので宝塚記念の出走を決めたという。2度の香港遠征で馬が精神的にも成長したのだろうか。
東スポYouTube動画で矢作師は意外な事実を明らかにしている。「実は矢作厩舎は有馬記念と宝塚記念に出たことがなかったんです。今回が初めてのグランプリ参戦なんですよ」とのこと。いくつもG1を制している矢作厩舎とはいえ、なるほどモズアスコットやリアルスティールなどは中距離以下で実績を残している馬だ。
宝塚記念のファン投票でリスグラシューは9位。この結果に矢作師は感謝している。競馬関係者には公営競技ファンも少なくない。たとえば武豊騎手は競輪ファン、池添謙一騎手は競艇ファン。矢作師は「ぼく自身は競輪ファンであり、だからこそ買う人の気持ちはよくわかる。ファン投票の重みはしっかりと受け止めたい」と述べていた。出走させるからには恥ずかしい競馬はさせないという意欲の表れだろう。
「メンバーは強いがベストの状態で臨みたい。ロスがなくスムースなレースができれば、勝ち負けはともかくいいレースはできる」という言葉を素直に信じよう。強気な発言が多い矢作師が妙に控えめなのも不気味だ。宝塚記念が春の最大目標ではなかったのは確かだが、それは他陣営とて同じこと。