JRA「逃げ身上」マイスタイル今度こそ……昆貢「欠点見当たらなくなった」重賞制覇は悲願
編集部
「重賞で善戦するものの勝ち切れない馬、あるいはペースや馬場に恵まれたおかげで重賞を勝ってしまう馬もいます。この函館記念であればアメリカズカップが道悪に恵まれてきさらぎ賞（G3、芝1800メートル）を勝っています。
しかし、マイスタイルは相手や馬場に恵まれて重賞を好走できた馬とは違うと見るべきです。昨年の札幌記念（G2、芝2000メートル）は9着だったように、一流馬との対戦では力不足なところはありますが、G3ならばいつでも勝てる力があります。
今年初戦の京都金杯（G3、芝1600メートル）ではパクスアメリカーナの2着でしたが、パクスアメリカーナはその後のマイラーズC（G2、芝1600メートル）で3着に好走し、しかも安田記念（G1、芝1600メートル）を制することになるインディチャンプを競り落としました。また、ダービー卿CT（G3、芝1600メートル）は3着でしたが、ヴィクトリアM（G1、芝1600メートル）で2着に好走するプリモシーンに負けはしたもののハナ差という接戦でした。
マイスタイルの重賞での好走は、弱メンに恵まれた重賞勝ちよりも高い評価をすべきでしょう」（競馬誌ライター）
マイスタイルは函館記念で狙うべき1頭ではありそうだ。ただし、前走の巴賞（オープン、芝1800メートル）での9着は少し気にかかる。