JRA栗東関係者「宝塚記念(秘)情報」大暴露! キセキとエタリオウの本当のところは……
喉から手が出るほど勝利を欲しているのは、エタリオウ(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)も同じだ。
11戦して1勝、2着が7回。前走の天皇賞・春(G1)では2番人気に支持されるも4着。”最強の1勝馬”というありがたくもない称号がすっかり定着してしまった。
「今回はM.デムーロ騎手から、横山典弘騎手に乗り替わり。これが吉か凶かが注目されていますが、スタッフによれば問題はそこではなく、馬自身にあるようです。
スタッフは『出していけば掛かる面もありますし、かといって何もしなければ置かれそう……』と気難しい性格ゆえの不安を吐露。それならば友道調教師が指示を出せばいいと思いきや、『騎手に任せるタイプですから、今回もノリさんに一任しています。いい面が出てくれればいいんですけど……』と明かしていました。期待と不安が半々といったところでしょうか」(栗東関係者B)
天才とも称される横山典騎手は、エタリオウでどんな走りを見せるのだろう。
スワーヴリチャード(牡5歳、栗東・庄野靖志厩舎)は1年以上ぶりの勝利を狙う。
昨年の大阪杯でG1初制覇を達成。その後は、天皇賞・秋こそ不利を受けて10着に終わったものの、安田記念とジャパンCのふたつのG1競走でともに3着と好走。今年もドバイシーマクラシック(G1)で3着と安定感ある走りを見せている。
「中間の調教にはデムーロ騎手が騎乗。最終追い切りは本馬場で追い、6F80.6秒、ラスト12.5秒をマーク。デムーロ騎手は『海外で走って馬がだいぶ大人になりました』と話し、以前は感情が昂ぶったことが影響して、出遅れもあったものの『今は落ち着いています。いいことだと思います』と精神面で成長したと明かしています。
庄野調教師は、『結果論ですが前走は少し消極的だったので、今回はちょっと前で競馬をしたい』と明かし、『ドバイ遠征から帰国後も順調ですし、上位争いを期待しています』と話していましたよ」(栗東関係者C)
一撃なるか。