JRA池添謙一ブラストワンピース「川田新コンビ」に何を思う。三冠馬オルフェーヴル以来、7年ぶり「凱旋門賞の悲劇」の舞台裏
池添騎手の凱旋門賞といえば、やはり2011年の三冠馬オルフェーヴル降板劇は、今でもファンの間で語り草だ。
デビューから14戦連続で騎乗し、牡馬三冠に加えて有馬記念、宝塚記念など数々のビッグタイトルを獲得したオルフェーヴルと池添騎手だったが、いよいよ凱旋門賞挑戦という時に「欧州での経験不足」を理由に無念の降板……。
オルフェーヴルは凱旋門賞を世界的なトップジョッキーC.スミヨン騎手との新コンビで挑戦し、2着に敗れた。
そこから英語の家庭教師を雇い、さらには自ら欧州滞在を敢行し、少しでも経験値を積もうとした池添騎手。オルフェーヴルとの凱旋門賞挑戦に向けて“執念”を見せたが、結局またもスミヨン騎手が騎乗し2年連続の2着となった。
あれから7年。またも凱旋門賞を前にして主戦降板が決定的となった池添騎手は今、何を思うのか――。
今年も9番人気のデアレガーロで京都牝馬S(G3)、8番人気のメイショウテンゲンで弥生賞(G2)を勝つなど、大舞台での勝負強さは健在。周囲を見返すために、秋のG1戦線での活躍が期待されるところだ。