天皇賞・秋(G1)アーモンドアイ「態勢整いつつある」サートゥルナーリア「前走の疲れなし」リベンジ懸ける「アノ馬」に“激走”の気配【2週前追い切り、まとめ】
「潜在能力」という点では、昨年のダービー馬ワグネリアン(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)が、豪華メンバーをまとめて負かしても驚けない。
栗東のCウッドで行われた2週前追い切りで、ワグネリアンは6ハロン83.5秒、ラスト12.2秒。3頭併せ馬の形だったが、堂々の最先着を果たしている。昨年の神戸新聞杯以来となった春の大阪杯(G1)では、見せ場を作るも3着。前走の札幌記念(G2)では4着だったが、レース後に落鉄していたことが発覚した。東京2000mは、まさに打ってつけの舞台。G1・2勝目の大きなチャンスとなりそうだ。
近走は今一歩でも、得意の東京コースに戻れば話は別だ。昨年の1番人気スワーヴリチャード(牡5歳、栗東・庄野靖志厩舎)がリベンジに燃えている。
栗東のCウッドで行われた2週前追い切りで、スワーヴリチャードは6ハロン81.9秒、ラスト11.9秒。併せ馬も先着し、同じコースで走ったダノンプレミアムやワグネリアンよりも、大きく優れた時計を叩き出しているだけに、陣営のこのレースに懸ける気持ちがうかがえる。昨年は1番人気に支持されながらも、スタートで接触して惨敗。この馬にとっても、東京2000mはベストに違いない。
他にも大阪杯の覇者アルアインや、毎日王冠(G2)で2着したアエロリット、京都大賞典(G2)で久々の勝利を飾ったドレッドノータスなども順調な様子。「今年、一番のメンバー」といわれる天皇賞・秋は27日に開催される。