【神戸新聞杯(G2)展望】ラスト一冠・菊花賞(G1)に向けて世代を牽引する『BIG5』のサトノダイヤモンドとエアスピネルが激突!
春は青葉賞(G2)2着から日本ダービーに挑んだが9着。サトノダイヤモンドやエアスピネルら『BIG5』の厚い壁に跳ね返された。しかし、今年の牡馬クラシックは『史上最強世代』といわれるほどのハイレベル。実際に日本ダービーで8着だったレインボーラインは札幌記念(G2)で、マイル王・モーリスに迫る3着と実力の高さを証明している。
そして、何よりもレッドエルディストの武器は陣営の予想を上回る「成長力」だ。1週前追い切りではエアスピネルに先着。追い切りとはいえ、管理する笹田調教師も「まさか、レッド(エルディスト)が先着するとは……」と驚異的な成長力に驚きを隠せない様子だった。
9着に敗れた日本ダービーでは出遅れも響いている。今回もおそらく後方からの競馬になるだろうが、春の差をどこまで詰められるか。主戦の四位洋文騎手には、本番で楽しみが持てるレースが期待される。
他にも共同通信杯(G3)でディーマジェスティに食い下がったイモータル、夏の1000万下を楽勝してきたナムラシングン、京都新聞杯(G2)2着のアグネスフォルテ、連勝中のジュンヴァルカンなど、伏兵陣もひと夏を越しての逆転劇を狙っている。
勝って本番に勢いをつけるのは、どの馬か。史上最強世代の最後の一冠・菊花賞に向けて、王道トライアルとなる神戸新聞杯は25日(日)の15時35分に発走予定だ。