笹田厩舎はエアスピネルだけじゃない!『BIG5』の成長力を上回る「覚醒」レッドエルディストが3歳牡馬の勢力図を塗り替える!


8着には夏の札幌記念(G2)でマイル王・モーリスをあわやのところまで追い詰めたレインボーライン。10着には先週のセントライト記念(G2)で3着し、菊の切符を掴んだプロディガルサン。11着には今秋の京成杯オータムH(G3)で古馬を相手に楽勝したロードクエスト……。

まだ未完成だったレッドエルディストは、出遅れながらもそういった馬たちと互角の競馬をしているのだ。その上で、ひと夏を越しての急激な成長力。それは追い切りながらエアスピネルに先着するという形で、一気に表面化してきた。

栗東坂路での最終追い切りを見守った陣営も「背丈が伸びて、ひと回り大きくなって戻ってきた。春に比べて体幹がしっかりとして、体を上手に使えるようになった。走りに力強さが増して、精神面でも落ち着きが出てきた」と成長の跡を実感している。

無論、レースになればエアスピネルのエンジンも全開になるし、サトノダイヤモンドは実績面でさらにその上を行く馬だ。そう簡単ではないし、前哨戦から極めてハイレベルなレースが予想される。

だが、レッドエルディストとトップクラスの馬たちとの差は確実に詰まっているはずだ。

「2強」の直接対決が注目される、今年の神戸新聞杯。まずはその間に割って入り、3歳牡馬の勢力図を塗り替える……この秋、大器レッドエルディストの壮大な”下剋上”が始まる。

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