凱旋門賞の記憶~2012・2013オルフェーヴル~ 果敢なる2度の挑戦。勝利を確信した1年目、欧州の力に屈した2年目
と無念そうにコメントしていたという。その後オルフェーヴルは帰国後に引退レース有馬記念への出走を発表。レースは80%程度の仕上げという状況ながら2着馬に8馬身差を付ける完勝、まさに圧倒的な強さを見せつけて最後のレースを勝利で飾った。
オルフェーヴルのオーナーは一口馬主クラブのサンデーレーシングで、オルフェーヴルは総額6000万円(一口150万円)で一般競馬ファンに向けて募集された馬。生涯獲得賞金は15億7621万3000円で一口あたりの賞金はなんと3958万円というから驚きだ。
東日本大震災があった年に気性難を克服して成し遂げた三冠制覇。そして大きな夢を背負って走った二度の凱旋門賞。まさに記憶と記録に残る名馬だった。父の果たせなかった夢は今後デビューする産駒達に受け継がれていくことだろう。