JRA高松宮記念(G1)「空前絶後」の最強メンバー集結!? タワーオブロンドンVSグランアレグリア……春のスプリント王決定戦に「マイルG1馬」5頭参戦か
新コロナウイルスの影響による数奇な運命に導かれるように、初の1200m参戦がウワサされているのが、ダート王のモズアスコット(牡6歳、栗東・矢作芳人厩舎)だ。
今年2月の根岸S(G3)まで約2年、勝利から遠ざかっていたモズアスコット。しかし、ダート初挑戦となった1戦で見事に復活を果たすと、続くフェブラリーS(G1)も連勝。一躍、ダート界の頂点に上り詰めた。
その後、豪ドンカスターマイル(G1)の出走を予定していたモズアスコットだが、新型コロナウイルスの感染拡大防止による検疫面の問題から回避が決定。一転して、高松宮記念がターゲットに浮上しているようだ。ダートで復活したとはいえ、昨年のスワンS(G2)でも2着と地力は十分。参戦すれば、怖い1頭になる。
また、昨年のヴィクトリアマイル(G1)を制したノームコア(牝5歳、美浦・萩原清厩舎)も、初の1200m参戦ながら、一気の頂点獲りまである強豪だ。
昨春のヴィクトリアマイルでG1初制覇を飾ると、秋の富士S(G3)でも強豪牡馬を一蹴。香港マイル(G1)で4着するなど、その実力は世界でもトップクラスだ。初のスプリント参戦は適性の高い左回りコースを求めてのもの。大目標はヴィクトリアマイル連覇に違いないが、新たな境地を見せる可能性は十分にありそうだ。