ロードクエスト登場も、過去10年の最高配当は219万馬券。「荒れる」傾向の富士S(G3)が今年も見逃せない!
過去10年における3連単の配当は全て100倍越え。そのうち7回は10万馬券での決着……2009年には”219万”馬券が飛び出すなど、波乱決着が続いている『富士S(G3)』。
しかし昨年のダノンプラチナ(4番人気)や、ステファノス(2014年2番人気)・ダノンシャーク(2013年1番人気)が勝ち馬になっている事からも分かるように、決して”大穴”馬が勝利した為に荒れている訳ではない。
実力馬が結果を残すも”荒れる傾向”となっているのが最大の特徴だ。
配当面も気になる点ではあるが、本レースはマイルCS(G1)を占う意味でも見逃せない一戦。今年も重賞で結果を残している実力馬が出走予定となっている。
まず注目されるのが、前走の京成杯AHを古馬相手に勝利したロードクエスト(牡3歳、美浦・小島茂厩舎)。2歳時は主役の一頭と期待されていたが、皐月賞・ダービーは距離の壁に泣き結果を残す事はできなかった。
しかし昨年の新潟2歳Sでは桁外れの末脚を炸裂させ圧勝している。NHKマイルCでも2着と、マイル戦での走りは別物。「3・1・0・0」と連帯率が100%のマイル戦であれば、頂点を狙う事も可能だ。大目標となるマイルCS(G1)へ繋げる為にも、ココは結果を残したいところ。
皐月賞(G1)を制した実績を持つイスラボニータ(牡5歳、美浦・栗田博厩舎)も有力な一頭。