JRAを救ったアーモンドアイ!? ヴィクトリアマイルで「G1・7勝」達成以外にも、最強馬が思わぬところで「快挙」の後押しに
17日、東京競馬場で行われたヴィクトリアマイル(G1)は、単勝オッズ1.4倍の圧倒的1番人気のアーモンドアイ(牝5歳、美浦・国枝栄厩舎)が優勝した。
今年始動戦に予定していたドバイターフ(G1)は新型コロナウイルスの影響で中止となり、ドバイからとんぼ返りとなってしまったアーモンドアイ。急遽のローテーション変更、9着に敗れた昨年の有馬記念(G1)以来の実戦と、不安がある中でのレースとなった。だが、終わって見れば肩ムチだけで4馬身差の圧勝。牝馬同士のレースでは、やはり現役最強馬はズバ抜けた存在であった。
この勝利によりアーモンドアイは「G1・7勝」となり、シンボリルドルフ、ディープインパクトらと並び、史上7頭目のG1最多勝タイ記録となった。また総獲得賞金は14億663万3900円(海外含む)となり、ゴールドシップ、ウオッカを上回り歴代7位に浮上。5位のブエナビスタは23戦しているが、アーモンドアイはおよそ半分のわずか12戦で14億円突破は恐れ入ったものだ。
現役最強馬の証明とともに、大記録の達成となったアーモンドアイだが、実はJRAにも大きく貢献していたようである。
2月29日から無観客開催を行っているJRAは競馬場、ウインズでの馬券発売がなくなり、売上減少に苦しんでいた。だが、インターネット投票の普及により徐々に売上を持ち直してきて、最近では前年を上回る売上を記録していた。
それでも、G1レースでは売上減少が続いていた……。