JRAアーモンドアイ「最大の壁」は大物3歳コントレイル!? 19年前「芝G1・8勝」あと一歩に迫った世紀末覇王テイエムオペラオーの末路……
翌2001年、アーモンドアイと同じように5歳春でG1・7勝目に到達したテイエムオペラオー。しかし、新記録が懸かった秋の天皇賞・秋では、ダートから芝に矛先を替えた「世紀のオールラウンダー」アグネスデジタルの前に2着……。
続くジャパンC(G1)、有馬記念(G1)では3歳馬のジャングルポケット、マンハッタンカフェに世代交代を突き付けられ、あと一歩のところで現役を終えている。
「振り返ってみれば、リーチを掛けた天皇賞・春直後の宝塚記念(G1)で、最大のライバルだったメイショウドトウに、初の敗戦を喫したのが致命傷となりました。コントレイルやデアリングタクトは、かつてのジャングルポケットや、マンハッタンカフェと同じく伸びしろ十分の3歳馬。アーモンドアイがテイエムオペラオーの二の舞にならなければいいんですが……。
また、あまり大きな声では言えませんが、コントレイルやデアリングタクトはノーザンファーム生産馬ではないため、お得意の“使い分け”というわけにもいきません。そういった意味でも、アーモンドアイにとって安田記念は落とせない一戦になりそうです」(同)
また現在は新型コロナウイルスの影響で、海外遠征があまり現実的とは言えない状況だ。その分、国内のG1が例年以上の豪華メンバーで盛り上がっているが、記録更新を狙うアーモンドアイにとっては“逆風”でしかない。
今週から始まるオークス、日本ダービー、安田記念のG1・3連戦は、新記録を狙うアーモンドアイにとっても非常に大きな意味を持ちそうだ。