ダイワスカーレットも敗れた28年間「逃げ切りなし」の歴史……天皇賞・秋(G1)はエイシンヒカリにとって「最大」の試練!?
2013年
12.6 – 11.3 – 11.1 – 11.5 – 11.9 – 11.9 – 11.9 – 11.6 – 11.5 – 12.2
1000m通過58.4秒 勝ち時計1:57.5(良)
トウケイヘイロー 2番人気10着 1-1-1
武豊騎手騎乗のトウケイヘイローが飛ばしていき、1000mの通過は58.4秒。馬群も縦長の展開だった。結果的にトウケイヘイローは最後の直線で大きく失速した一方、2番手を追走したジェンティルドンナは2着。ただ、これは単純に能力が成せる業か。トウケイヘイローについていったダイワファルコン、ダノンバラード、レッドスパーダがそれぞれ15着、16着、17着に敗れていることもあり、やはり先行勢には厳しい競馬だった。勝ったのは中団やや後方より、上がり最速を叩きだしたジャスタウェイだった。
2012年~2010年
1000m通過57.3秒、56.5秒、59.1秒
シルポート 1-1-1
この3年間は、毎年の秋の風物詩のようにシルポートが飛ばしに飛ばした。近年の天皇賞・秋をレベルの高いレースにし続けた「ペースメーカー」としての貢献は偉大だが、「逃げ馬」としては目も当てられない惨敗を繰り返した。
2009年
13.0 – 11.2 – 11.4 – 12.0 – 12.2 – 12.0 – 11.7 – 10.8 – 11.3 – 11.6
1000m通過59.8秒 勝ち時計1:57.2(良)
エイシンデピュティ 14番人気9着 1-1-1
6歳の夏に宝塚記念(G1)を勝ったエイシンデピュティだが、この時は7歳の秋。すでにピークを過ぎていたようだ。1000m通過が59.8秒は天皇賞・秋としては遅い方だが、好位から上がり33.6秒で粘り込むスクリーンヒーローを、中団から上がり最速の32.9秒でカンパニーがねじ伏せてしまう辺りが、天皇賞・秋らしい。