エリザベス女王杯(G1)はマリアライトVSミッキークイーンも「世界のムーア」が乗るタッチングスピーチに戦々恐々!?
昨年はオークス(G1)と秋華賞(G1)を制して、2冠牝馬となったミッキークイーン。ただ、牡馬一線級の壁に跳ね返された昨秋のジャパンC(G1)の8着以降、休養を挟んで迎えたこの春の2戦は、いずれも1番人気を背負いながら2着に敗れている。
ただ、主戦場が中距離なだけに久々のマイル戦だったことを考慮すれば情状酌量の余地はあった。
5月のヴィクトリアマイル(G1)以来のぶっつけ本番となるが、1週前追い切りでは栗東の坂路で上々の動きを披露。デイリースポーツの取材に応えた池江泰寿調教師も「まだ久々の感じはするけど、最後までビシッとやったし、これで変わってくるのでは」と言っての評価。こちらも最終追い切りの動きが注目される一頭だ。
昨年の3着馬タッチングスピーチ(牝4歳、栗東・石坂正厩舎)が”今回”は特に怖い存在となった。
先述したG1馬2頭と比較すれば、一枚足りないことは承知の上。だが、鞍上に世界のR.ムーア騎手を迎えたとなれば、話が違ってくるのではないだろうか。
今年の凱旋門賞(G1)を勝っただけでなく、すでに先週の天皇賞・秋(G1)で日本の競馬ファンに改めて世界トップクラスの実力を見せつけたムーア騎手。エリザベス女王杯は英国馬のスノーフェアリーで連覇した相性の良いレースだけに、単純に「ムーア様が乗る」ということで戦々恐々となるファンも多いだろう。
また、タッチングスピーチとしても昨年のこのレースの3着馬。今年も京都記念(G2)で2着するなど、京都2200mとの相性が抜群なだけに今年も危険な存在になりそうだ。