戸崎圭太騎手のリーディング危うし!C.ルメール騎手が「先週10勝」の神騎乗で猛追も戸崎騎手に3年連続最多勝の「秘策」あり?
極めつけは先週の大爆発だ。5日の土曜日こそ2勝に終わったが、6日の日曜日には4連勝を含む「1日8勝」の無双状態。武豊騎手が持つ1日最多勝のJRA記録にも並ぶ快挙だった。
同時に戸崎騎手が先週0勝だったこともあって、両者の差が一気に10勝も詰まる展開となったのだ。
「夏競馬などG1開催がない時期は有力騎手が各競馬場に分散するので、戸崎騎手が勝ちやすい状況でした。しかし、G1シーズンが始まってしまうと、どうしてもG1が開催される競馬場に有力な騎手が集まります。そして、戸崎騎手もG1に参加するため”一極集中”の場へ乗り込まざるを得ない立場です。
さらに、ここ最近は秋華賞、菊花賞と関西で大きなレースが続きました。戸崎騎手は菊花賞こそ騎乗馬がいなかったため東京で乗りましたが、秋華賞当日に騎乗馬を確保できたのは、わずか2レース。関東では圧倒的な存在感を放っている騎手ですが、ルメール騎手やデムーロ騎手など強豪が集う関西では、有力馬な騎乗馬を確保することがなかなか難しいようです」(競馬記者)
今週、戸崎騎手はエリザベス女王杯(G1)に乗り馬がいないため、東京での騎乗が予定されている。一方、ライバルのルメール騎手が騎乗する京都では、短期免許で来日している「世界のR.ムーア騎手」に有力馬が集中する可能性が高い。
ここは、”鬼の居ぬ間に”きっちり勝ち星を量産しておきたいところだ。