【徹底考察】ジャパンC(G1) レインボーライン「菊花賞2着はフロックではない。血統に見る『過去王者』との共通点」
勝ち馬ネオリアリズムは次走のマイルCSで3着入選。2着モーリスも天皇賞・秋を快勝しているように、札幌記念が「ハイレベル」であった事は明らか。この3着という成績は、レインボーラインが古馬相手でも十分に渡り合える事を証明した結果と表現できる。
【血統診断】
マイルを中心に使われていたが、ダービーの結果を受けて中長距離路線へ変更。スタミナ面を不安視されていたが、父はオルフェーヴル・ゴールドシップを輩出しているステイゴールド。祖母の父は菊花賞2着のレインボーアンバーとスタミナの要素は十分にある。菊花賞での2着を含め、これまでの中長距離における好走は決してフロックではないといえる。
母父が米国血統であり、スピードも兼ね揃えている配合。高速馬場のNHKマイルC、道悪の札幌記念でも好走しているように、全ての面においてバランスの良さが目立つ印象だ。
血統表2列目の「サンデーサイレンス、ゴールデンサッシュ、フレンチデピュティ」は、昨年のジャパンCを制したショウナンパンドラと同じ。日本ダービーでも見せ場を作っているように、東京2400mの舞台で結果を残しても不思議ではない。