【徹底考察】ジャパンカップ(G1)サウンズオブアース「最強の重賞未勝利馬にタイトル奪取のチャンスは?」
『血統診断』
父ネオユニヴァースの代表産駒といえばヴィクトワールピサ。10年皐月賞と有馬記念、11年のドバイワールドカップとG1を3勝した。東京2400mのG1はダービー、ジャパンカップの3着が最高。東京より中山を得意としていたことは、言うまでもない。同産駒では09年にアンライバルドが皐月賞、ロジユニヴァースがダービーを制した。この年のダービーは泥んこの不良馬場で、勝ちタイムが2.33.7だったことを忘れてはならない。13年からステイヤーズS(G2)を連覇し、14年の京都記念(G2)を制したデスペラードも勝ち鞍は中山と京都に集中していた。
母ファーストバイオリンは北米で2勝。母の父Dixieland Bandの活躍馬は、01年有馬記念(G1)2着で重賞4勝のアメリカンボス(父キングマンボ)、04年菊花賞(G1)と06年メルボルンC(豪G1)を制したデルタブルース(父ダンスインザダーク)、13年阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)を勝ち、翌14年桜花賞(G1)2着のレッドリヴェールなどがいる。いかにも「東京2400mは向かない」タイプの馬が多い。
サウンズオブアースは、血統の特徴をしっかり受け継いだ競走成績を残している。