JRA 福永祐一「自分が動くしか……」コントレイルで苦い記憶を払拭!? 大阪杯(G1)二強対決に沸いた7年前「不可解騎乗」と物議を醸した大失策
「最高のスタートを切ることが出来ました」と喜んだキズナの武豊騎手に対し、「後ろにキズナがいて、自分が動くしかありませんでした」と、歯切れの悪いコメントを残すしかなかった福永騎手だが、切れ味勝負に屈したダービーの再現VTRのような敗戦。
また、先行勢が残ったレース展開で、鋭い末脚が武器のキズナに切れ勝負を挑むような後方からの位置取りで騎乗したことについても、ネットの掲示板では一部のファンから「作戦ミス」「どうして先行しないの」「せめて2着には来てくれ」など、福永騎手の騎乗に不満の声も出ることとなった。
そして今年の大阪杯もまた二強といわれているメンバー構成。コントレイルも切れる脚はあるが、スプリンターズSで中山の短い直線をほぼ最後方からゴボウ抜きしたグランアレグリアと比べるとさすがに分が悪いともいえる。
奇しくも2頭の構図は、7年前のエピファネイアとキズナにも通じる部分もある。
コントレイルの福永騎手としては、グランアレグリアより後ろの位置で競馬をすることは避けたいのではないか。初距離で不安のあるライバルはおそらく中団よりも後方の位置取りが想定されるだけに、先に抜け出してゴールまで駆け抜けたいところである。
いずれにしても、現役最強を狙うにはグランアレグリアは対決が避けられない相手。福永騎手は今度こそ二強対決で勝利を得ることができるだろうか。