JRA【皐月賞(G1)展望】「超新星」エフフォーリアVS「2歳王者」ダノンザキッド! アノ“怪物”は戸崎圭太と新コンビ結成! ★上位人気馬予想オッズ付き★
重賞初挑戦がG1舞台というディープモンスター(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)。デビュー前から“怪物級”と評され、将来性を感じさせる走りを披露してきた。
昨年8月の小倉新馬戦ではスタート直前に放馬してしまい、まさかの除外。一頓挫あったが、10月の京都で仕切り直しの一戦を一発回答で勝ち上がり、素質の高さを見せつけた。
昨年末のエリカ賞(1勝クラス)は取りこぼしたが、年が明けて自己条件の1勝クラス、そして前走のすみれS(L)を勝って、4戦3勝で戴冠を狙う。
すみれS勝ちからの皐月賞参戦は、同馬主かつ同厩舎だったキタノコマンドールが3年前に辿ったのと同じ。3番人気で5着に敗れた、3年前の“兄貴分”の借りを返すことはできるか。
鞍上は武豊騎手から戸崎圭太騎手に乗り替わり。3年前の皐月賞をエポカドーロで優勝し、キタノコマンドール(5着)を破った因縁を持つ。ここをあっさり勝つようなことがあれば、3冠も見えてくるが果たして……。
前走に続き池添謙一騎手が騎乗するヴィクティファルス(牡3歳、栗東・池添学厩舎)は、史上初となる兄弟コンビによるG1制覇を狙う。
キャリア1戦で臨んだ2走前の共同通信杯では7番人気という低評価を覆し、2着に好走。重馬場で行われた前走のスプリングS(G2)では、中団後方から差し切って、重賞初制覇を飾った。
これまでは全て1800mを使われてきたが、今回は初の2000m。ただ、父がハーツクライだけにこの距離延長はプラスに出る可能性の方が高いだろう。
4戦3勝のアドマイヤハダル(牡3歳、栗東・大久保龍志厩舎)は、C.ルメール騎手との初コンビで重賞初挑戦。もともと岩田康誠騎手が手綱を取る予定だったが、オーソクレースの回避によって急きょ鞍上変更が決定した。
ロードカナロア産駒ながら、1800mより2000mでより高いパフォーマンスを発揮。特に前走の若葉S(L)は2着に3馬身差の完勝を収め、ルメール騎手への乗り替わりも手伝って、上位人気組の1頭としての出走となりそうだ。